研究内容


 本研究室では分光学の方法を基礎とした測定手法の開拓を行なっています.

プラズマのレーザー・分光計測


(左から)色素レーザー内の光学素子、各種プラズマ、エシェル分光器、水素分子スペクトル

 2光子吸収レーザー誘起蛍光分光法、半導体レーザー吸収分光法、レーザー誘起ブレイクダウン分光法などのプラズマや気体・固体を対象としたレーザー計測法を開発しています。
 核融合プラズマ(エネルギー)、ECR放電プラズマ(産業)、グロー放電プラズマ(基礎)などのパラメータや物理現象の研究を目的として、イオン・原子・分子輝線スペクトルの分光計測を行っています。計測に用いる分光器開発やプラズマ現象のシミュレーションも行っています。

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固体の分光計測


(左から)空気中の氷砂糖のトライボルミネッセンス、水素中の氷砂糖のトライボルミネッセンススペクトル、ダイヤモンド粒子、蛍光スペクトルの温度依存性

・結晶を破壊したときに生じる発光(トライボルミネッセンス)を分光計測することで、破壊時の帯電や応力を明らかにすることを目指しています。
・MEMSデバイスや半導体集積回路の温度計測を目的として、NV中心を含むダイヤモンド粒子の蛍光スペクトルを利用した温度センサーを開発しています。

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PdCu薄膜の水素透過特性解明


(左から)熱陰極水冷放電装置、PdCu薄膜のレーザー誘起ブレイクダウンスペクトル(LIBS)

・プラズマ中の水素流束計測やプラズマ反応炉での水素分離を目的として、PdCu薄膜の水素透過特性を明らかにすることを目指しています。

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矩形導波路モードの位相補償


(左から)導波路内を伝播する光(モード)、出射光の光強度分布

・細径内視鏡への応用を目的として、矩形導波路内を伝播する光(モード)の位相補償により、導波路出射光の光強度分布を制御する手法を開発しています。

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